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PCI DSS準拠支援

PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)は、クレジットカード情報を安全に取り扱うための国際的なセキュリティ基準として、世界中の企業に準拠が求められています。

単なるクレジットカード関連事業者向けの基準にとどまらず、詳細で具体的なセキュリティポリシーが定義されているため、多くの企業においてITインフラやWebアプリケーションの技術的なセキュリティ基準として活用できる、プライバシーマークやISMSを超える高水準のセキュリティフレームワークです。

当社では、PCI DSSが求める12の要求事項すべてに対応した包括的な準拠支援から、QSA(審査機関)との調整、訪問審査対応まで、ワンストップでサポートいたします。

ACHIEVEMENT PCI DSS準拠支援実績

多業種でのPCI DSS準拠実績/ Level 1〜4全レベル対応/ QSA審査100%合格

当社は、ECサイト運営企業、決済代行事業者、金融機関、システム開発企業など多岐にわたる業種において、PCI DSS準拠支援を数多く手がけてまいりました。

取扱件数による分類(Level 1〜4)の全レベルに対応し、ROC(Report on Compliance)による現地審査からSAQ(Self-Assessment Questionnaire)による自己評価まで、お客様の事業規模と要件に最適化された支援により、QSA審査での100%合格実績を誇ります。

SERVICE PCI DSS準拠支援サービス概要

高水準セキュリティ基準の実現とコスト最適化の両立

PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)は、12の詳細な要求事項により構成される、世界で最も厳格なセキュリティ基準の一つです。プライバシーマークやISMSと比較して、より具体的で技術的な対策要件が求められるため、多くの企業で参考基準として活用されています。

当社では、お客様のシステム環境・事業規模・予算制約に応じたオーダーメイドのPCI DSS対応策をご提示することにより、対策コストの最適化を図りながら確実な準拠を実現いたします。QSAとの調整から運用監視ソリューションの提供まで、PCI DSS完全準拠に必要なすべての要素を包括的にサポートいたします。


PCI DSS準拠支援

SOLUTION PCI DSS準拠における課題と解決策

PCI DSS準拠を目指す企業が直面する具体的な課題と、当社の解決アプローチをご紹介します。

複雑な要求事項の理解と効率的な対応策立案

課題

PCI DSSの12要求事項が複雑で対応方針が立てられない

PCI DSSの12の要求事項は非常に詳細かつ技術的で、何から手を付けるべきか、どの程度の対策が必要なのか、費用がどれくらいかかるのかが判断できない。また、自社システムがどのレベル(1-4)に該当するかも不明。

解決

包括的GAP分析とコスト最適化された対応ロードマップ

お客様のシステム環境とカード取扱状況に基づくレベル判定から始まり、12要求事項すべてに対する現状とのGAP分析を実施します。その上で、コスト効率性と実現可能性を考慮した複数の対応策案と代替手段を提示し、最適な準拠ロードマップを策定いたします。

QSA審査機関との調整と審査対応

課題

QSA選定や審査対応の経験・ノウハウがない

PCI DSS認証のためにはQSA(Qualified Security Assessor)による審査が必要だが、QSAの選定基準がわからない。また、現地審査(ROC)での対応方法や必要な準備についても知見が不足している。

解決

QSA選定から審査完了まで一貫サポート

お客様の事業特性・システム構成・予算に最適なQSAの選定支援から、審査機関との事前調整、質疑応答サポート、現地審査時の同席・技術説明代行まで、審査プロセス全体を経験豊富なコンサルタントが一貫してサポートいたします。

既存システムの大幅改修を避けた効率的準拠

課題

既存システムを大幅に変更せずにPCI DSS準拠を実現したい

運用中のECサイトや決済システムがあるため、事業継続性を損なう大規模なシステム改修は避けたい。しかし、PCI DSS準拠のためには相当な技術的対策が必要と想定され、どう両立させるかが課題。

解決

代替手段と段階的対応による影響最小化

ネットワークセグメンテーション、WAF導入、トークン化、PCI DSS準拠済みクラウドサービス活用等の代替手段を駆使し、既存システムへの影響を最小限に抑えた段階的な準拠アプローチをご提案します。事業継続性とセキュリティ向上を同時に実現いたします。

クラウド・マルチベンダー環境でのPCI DSS対応

課題

複雑なクラウド・マルチベンダー環境での責任分界点が不明

AWS・Azure等のクラウドサービス、複数の決済代行サービス、外部開発ベンダーとの連携など複雑な環境において、PCI DSS準拠における責任分界点や対応範囲が明確でない。

解決

責任共有モデルの明確化と統合的コンプライアンス管理

各ベンダーのPCI DSS認証状況確認、責任共有モデルに基づく対応範囲の明確化、統合的なコンプライアンス管理体制の構築により、複雑な環境においても確実なPCI DSS準拠を実現いたします。

FEATURE PCI DSS準拠支援の特徴

オーダーメイド対応策とワンストップ支援体制

当社のPCI DSS準拠支援の最大の特徴は、お客様のシステム環境と事業要件に完全にカスタマイズされた対応策の提示です。画一的なテンプレートに頼ることなく、技術的制約・予算制約・事業継続性の要件をすべて考慮した最適解をご提案いたします。

  • GAP分析・現状評価:12要求事項すべてに対する詳細な準拠状況分析
  • カスタム対応策立案:システム環境に最適化された技術的・運用的対策の設計
  • QSA選定・審査調整:審査機関選定から審査対応まで一貫サポート
  • 代替手段の提示:コスト効率性を重視した複数の実装選択肢
  • 継続的コンプライアンス:年次審査・四半期スキャン等の継続支援
  • 統合的ソリューション:運用監視・ログ管理等の技術的ソリューション提供

また、PCI DSS認証取得支援にとどまらず、要求事項対応システムの運用監視、ログ管理、脆弱性管理等、PCI DSS完全準拠に必要な技術的ソリューションも自社にて提供可能であり、認証取得から運用まで一貫したサポート体制を構築しています。

FLOW PCI DSS準拠支援の流れ

1 現状分析・レベル判定・GAP分析

カード取扱状況の詳細調査

年間のカード処理件数、保存・処理・送信の状況、システム構成、データフローを詳細に調査し、PCI DSSレベル(1-4)の判定とSAQタイプの特定を行います。

12要求事項に対するGAP分析

PCI DSSの12の要求事項(ファイアウォール、パスワード管理、カード情報保護、暗号化、ウイルス対策、セキュア開発、アクセス制限、認証、物理アクセス、ログ監視、脆弱性テスト、ポリシー維持)すべてに対する現状評価を実施します。

リスク評価・優先度付け

発見された課題について、セキュリティリスク・コンプライアンスリスク・事業リスクの観点から評価し、対策の優先順位を決定します。

2 対応策立案・代替案検討

技術的対策の設計

ネットワークセキュリティ、アプリケーションセキュリティ、データ保護、アクセス制御等の技術的対策について、お客様のシステム環境に最適化された具体的な実装方法を設計します。

運用・組織的対策の策定

セキュリティポリシー、手順書、教育訓練、インシデント対応、変更管理等の組織的対策について、実運用に即した実現可能な体制を設計します。

コスト最適化のための代替案提示

同一の要求事項を満たす複数の実装方法(自社開発 vs パッケージ導入、オンプレミス vs クラウド等)を比較検討し、コスト・効果・リスクを総合的に評価した最適案をご提案します。

3 QSA審査機関の選定・調整

QSA審査機関の選定支援

お客様の業種・規模・システム特性・地理的条件・予算等を考慮し、最適なQSA(Qualified Security Assessor)の選定を支援します。複数QSAとの比較検討も可能です。

審査スケジュール・範囲の調整

QSAとの事前調整により、審査スケジュール、対象範囲、必要な準備事項、審査方法等を明確化し、円滑な審査実施のための準備を整えます。

審査前準備・リハーサル

審査で求められる証跡書類の整備、システム設定の最終確認、担当者への説明リハーサル等、審査成功のための徹底的な事前準備を実施します。

4 実装支援・審査対応・継続的維持

対策実装の技術支援

ファイアウォール設定、WAF導入、暗号化実装、ログ管理システム構築、脆弱性管理等の技術的対策について、実装作業の直接支援または技術指導を行います。

現地審査対応・同席支援

QSAによる現地審査(ROC:Report on Compliance)時に同席し、技術的な質疑応答、システム説明、証跡提示等をサポートいたします。

継続的コンプライアンス維持支援

年次のROC・SAQ更新、四半期ごとの脆弱性スキャン(ASV:Approved Scanning Vendor)、システム変更時の影響評価等、PCI DSS準拠状態の継続的維持を長期的に支援いたします。

FAQ PCI DSS準拠に関するよくある質問

PCI DSSとは何ですか?

PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)は、クレジットカード情報を安全に取り扱うための国際的なセキュリティ基準です。カード情報を保存・処理・送信する全ての企業に準拠が求められます。

どのような企業がPCI DSS準拠の対象になりますか?

ECサイト運営企業、決済代行事業者、カード情報処理センター、POS システム提供事業者など、クレジットカード情報を保存・処理・送信する全ての企業が対象となります。取扱い件数により4つのレベルに分類されます。

PCI DSS準拠のメリットは何ですか?

カード情報漏洩リスクの大幅軽減、顧客信頼度の向上、法的責任の軽減、国際的な信用獲得、セキュリティインシデント時の損害軽減などのメリットがあります。また、プライバシーマークやISMSを超える高水準のセキュリティ対策が実現できます。

PCI DSSの12の要求事項とは何ですか?

ファイアウォール設置、デフォルトパスワード変更、カード情報の保護、暗号化による送信、ウイルス対策、セキュアなシステム開発、アクセス制限、ユーザーID割り当て、物理アクセス制限、ログ監視、定期テスト、セキュリティポリシー維持の12項目です。

PCI DSS準拠にかかる期間はどの程度ですか?

企業規模やシステム環境により異なりますが、GAP分析から認証取得まで6ヶ月〜1年程度が一般的です。既存システムの大幅改修が必要な場合はより長期間を要する場合があります。

QSA(Qualified Security Assessor)とは何ですか?

PCI Security Standards Councilが認定したPCI DSS準拠状況を評価・審査する専門機関です。Level 1企業は必ずQSAによる現地審査(ROC:Report on Compliance)を受ける必要があります。

SAQ(Self-Assessment Questionnaire)とは何ですか?

Level 2〜4の企業が実施する自己評価のためのアンケート形式の評価ツールです。企業のカード情報処理方法に応じて複数のタイプ(A、A-EP、B、B-IP、C、D等)があります。

PCI DSS準拠のコストはどの程度かかりますか?

システム規模や準拠レベルにより大きく異なりますが、コンサルティングから認証取得まで含めて数百万円〜数千万円のコストが一般的です。当社では費用最適化のための代替案もご提案いたします。

PCI DSSとISMSやプライバシーマークの違いは?

PCI DSSはクレジットカード情報保護に特化した技術的要求事項が詳細に定められており、ISMSやプライバシーマークよりも高水準で具体的なセキュリティ対策が求められます。

カード情報を保存しない場合でもPCI DSS対応は必要ですか?

カード情報の保存・処理・送信のいずれかを行う場合はPCI DSS対応が必要です。保存しない場合でも処理・送信を行う場合は対象となります。業務フローによりSAQタイプを選択します。

クラウドサービス利用時のPCI DSS対応はどうすればよいですか?

クラウドプロバイダーのPCI DSS認証状況を確認し、責任共有モデルに基づいて対応範囲を明確化する必要があります。AWS、Azure、GCP等の主要クラウドは認証を取得していますが、利用者側の対応も必要です。

PCI DSS準拠後の継続的な維持はどうすればよいですか?

年次での準拠状況確認(ROC・SAQ)、四半期ごとの脆弱性スキャン、セキュリティポリシーの定期見直し、システム変更時の影響評価等が必要です。継続的なコンプライアンス維持を支援いたします。

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