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イリタ清水商店、他店の顧客情報を通販システムに蓄積しカタログを誤郵送

佃煮の製造販売を行うイリタ清水商店(静岡県焼津市)は7月11日、同社の商品カタログを取引先の水産加工業・新丸正(静岡県焼津市)の顧客に郵送する形で、個人情報の不正使用を行ったことを明らかにした。発表によると、同社の「釜あげしらす・桜えびセット」を新丸正の商品カタログに2008年11月4日から掲載しており、新丸正からFAXで受注票を受け取り、同社から顧客に直送していた。受注票には、発送先情報と発送元情報(ともに氏名、住所、電話番号)等が記載されており、同社は送り状を発行するため、この顧客情報を通販システムサーバーに入力していた。発送先情報は残らず、発送元情報が残る仕様で、新丸正の顧客情報は別コードで69名分がシステム内に蓄積されていた。この顧客情報の蓄積は、新丸正の許可なく行われていたという。同社は今年6月、新カタログの発送にあたり、初めて通販システムの顧客一覧をベースにカタログ発送先リストを作成した。その際、別コード管理していた新丸正の顧客69名中26名のコードが合算されてしまう人的ミスがあった。このため新丸正の顧客に対し、同社のカタログが発送される事態となった。2008年11月4日から2013年6月28日までの間に、新丸正の通信販売で「釜あげしらす、桜えびセット」を注文し、かつ自宅以外へ商品発送を依頼した顧客のうち26名の住所と氏名が不正使用された。カタログが届いた顧客から新丸正へ問い合わせがあり、事態が発覚した。同社は、通販システムおよび発送先リストにある新丸正の顧客情報を、新丸正の担当者立会いのもとすべて削除した。関連機器(USBメモリ、ハードディスク、プリンター)へのバックアップもなく、システムサーバー内のデータ復元もできないことも担当者立会いのもとに確認された。同社は、該当顧客26名に対する詫び状と経緯報告書を作成し、新丸正を通じて7月中に郵送する。また、再発防止のため社内外ルール作り、冊子掲載方法の見直し、システムサーバー内の顧客コードの見直しなど体制整備に努めていくとしている。
・個人情報不正使用に関するお詫びとご報告[PDF](イリタ清水商店)
http://www.irita-shimizu.net/img/apology.pdf
・個人情報不正利用に関するお詫びとご報告[PDF](新丸正)
http://www.s-marusyo.jp/owabi.pdf

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